相毎モコ

400字で書くことを心がけ

鮮血の火曜日に困るのは師走のある日のことでした

このところ貧しくて困るのですよ。なにが、て血が貧しいのです。いわゆるところの貧血というステータスなのです、今。

なにが困るて、それはやはりふらつくことで、ふらつきは前後左右の見境なくアポもなしにいきなりやってくる不届きな存在なのです。100歩譲ってそれが家とかそういうところであれば、まあふらつきの方だってふらつくという希望や欲を持っているだろうし、そうしたものはなるべく叶えてあげたいのが人情というもの。ただ、氷の上に立っている時やコンクリートを打っている時など、一歩間違えば親兄弟を悲しませるような時と場合にはふらつかないでほしいものだ、と僕は主張したい。申し出たい。

なんでふらつき及び貧血に申し出なくてはならないのか。そんな必要はない、とっとと解決するべきだ、なんか食べるとかして。と100人中98人はそう思うと思う。大は小を兼ね、長いものには巻かれた方が住みよい時代だから、僕もそう思うことにしようと思う。

思ったら、行動に移すことが大事だ。

そう小学校で教えてもらった。クラスがひとつしかない、小さな学校だった。今はその学校自体がなくなった。悲しみを感じる。

しかし悲しんでいる場合ではもはやなく、貧血を克服しふらつきを抑制することが前途ある若人にはふさわしい、克服しよう、抑制しよう。人伝に聞いたところによると、家畜のレバーあるいはホレンソが効果てきめんとのこと。早速それらを食そう。冷蔵庫を開けようと思った。レバーもホレンソもない。というか、冷蔵庫を僕は持っていないのです。なにもかもが貧しくて、まじで困る。

最近、まじで師走。