相毎モコ

400字で書くことを心がけ

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

驚きのネコ 裏山C

階上から黒ミサのような唱和、かと思えばバラエティ番組じみたキャハハ。何をしているのかまったく不明ですが、つまり上の階のおなご達がうるそうて眠れぬ。ということです。 眠りたいときに眠れぬ。一言でいうと正味しんどい、二言でいうと明日の昼に眠くな…

驚きのネコ 猫鼻筋

中高の時分。 小さな球を追っかけたり投擲したりする野球部という部活動に入っていた私は、呼吸するように自動的に坊主頭であった。 同級の生徒や学年主任(英語教師)などには、これを「タワシ」などと言って喜び、しきりに撫でる風習があった。坊主頭を撫…

白黒つけたくてスーツ

キャットフードを買うためにはカネが必要で、カネがないのにキャットフードを手に入れて我が家まで戻ったとしたら、じきにポリスがやってきて困ることうけあいだ。キャットフードはカネと交換せねばならない、それがこの世の鉄則なのだ。 そのような厳しめな…

驚きのネコ キャットフード男論

中高の時分。 髪を七色に染め、給食は自分のを多く盛る、アルトリコーダーをわざと忘れるなど不良行為を働いていた頃もあった。 しかし、20代半ばに印度という国で仏の教えに巡り会ってからはそれまでの人生すべてを改め、大日如来こと毘廬遮那仏のように真…

ザッツザクエスチョン いきなり 

目下のところ、いきなり!ステーキ、というステーキ店が日本(JPN)ではとんでもない人気を博しているようです。街を歩いたり、漫然と生きてふらこことしていると、行く先々でいきなり!ステーキの看板がアチラ・コチラに見え隠れする。それが昨今の日本(JP…

ザッツザクエスチョン チーズ

集中力。 これは人間にとって、何にもまして重要なものであり、集中力が乏しいとささいなことで腕を落としたり、まあ腕を落としたりまではいかなくとも物事がうまくいかなくなってしまう。物事はうまくいったほうがいいので、集中力は強いほうがよろしい。あ…

驚きのネコ だるまさんは転ぶよ

生きていると、休みの日何してるの、などと聞かれたりする事があるが、困る。正味なにもしていない。無為に時間を過ごさせ、サザエさんのエンデングを聞いて詠嘆するくらいしかない。 家でぼーっと本を開いたり爪を切ったりしているのがほとんどだが、ふと猫…

赤信号歩行主義者の光明

赤信号、みんなで渡れば、こわくない。 という標語が、いつの時代かどこかしらであったような気がする今日この頃。確かにみんなで赤信号を渡ったら、ドライバア(ドライバアって乾燥婆とも訳せるね)は止まらざるをえず、通行人は無敵である。でもたまに、じ…

驚きのネコ 睡眠

ネコがありえないほど長く伸びて寝ている。というのはどうでもいいことだが、明日は梅崎春生の全集を引き取りに行く。 これは個人的に慶賀すべきことであって、楽しみで仕方がない。楽しみが過ぎて、寝られないのは幸せなのか、不幸せなのか。どっちなのか。…

驚きのネコ ひげ

くすぐったい、という感覚はなんのためにあるのか。これを仕事中もずっと考えていたが全くもって分からない。 痛いとか暑いとか寒いとか、そういう感覚は身体を異常から守るために必要なんだよ、とおばあちゃんは言っていた。確かに必要な感覚だ。蓋し正論で…

驚きのネコ シュメール人

よく映画とかで人の死を確かめるときに「瞳孔が開いてるわ」とか言うが、瞳孔が開いている、というのがどんなもんか分からない。しかし、猫の瞳孔が開いているか開いていないか、これは分かる。猫の瞳孔が開いた目は、シュメール人のそれにとても似ている。 …

読んだ 銃・病原菌・鉄

こんなことをいうと世の中の父親母親に刺されるかもしれないが、子供は親を選んではでてこない。子供からすればどの時期にどんな親の元に生まれるか、決められない。人種や性格、身体的特徴といった属性をとっぱらってひとつの生命体の出現として考えると、…