相毎モコ

400字で書くことを心がけ

2018-01-01から1年間の記事一覧

中島という友人がいた

明日から年末年始の休みが始まるが、とても怖い。12/28から1/5まで、都合9連休もあって、こんなに労働をしない日が続くと働き人であることを忘れる恐れがある。 働き人であることを忘れると当然働きに出ることがなくなり、自然、賃銀をもらう根拠もなくなり…

カンガルーであることを望んだ 雪国編

こないだ、って話し出す人よくいるけど、こないだって一体なんなんだろうね。「この間」を略して「こないだ」なんだろうけど、この間の「間」ってなんですの?てゆうか、何の間なんですか?てゆうかてゆうか、間ってことは何かと何かしらに挟まれた何がしか…

母の呼び方

昔の家にはあったけど最近の家にはないもの、それは台所の玉すだれ。というとあたかも昔の家を知っている風な感じだが、そんなものは自分の家にもなかった。私は27才の、そのへんに落ちているような働き人です。 とにかくこの玉すだれだが、人がすだれをくぐ…

信号機 冬

札幌は、っていうか北海道は雪がじゃんじゃん降ってもう大変よ。みたいなことを本州に住んでいると思われる知人か友人か知らんがとりあえず知り合いっぽい人に電話で話しているおっさんが地下鉄の待合ロビー、いわゆるホームに突っ立っていた。黒いマフラー…

明日17時 歯医者屋

人間、結局、ひとりなのよ。みんなひとりなのよ、結局はね。みたいなことを言う人があるが、確かに僕らはみんなひとりで、というのは自分の感覚や価値観で知覚することを許される空間というのが自分ひとりというよくわからないようでわかるような、でもやっ…

ウグイスパン

今日、鶯谷のラブホ街を歩いていて思ったのは「ウグイスパンはウグイス入ってないけど緑色のあんが入ってるからウグイスパンなのか?っていうか俺、ウグイス見たことないや、なんとなくイメージ浮かぶけど。実際見たことないのにイメージを勝手に浮かばせて…

読んだ 「牛の道」宮沢章夫

今日もまただめである。もうこんなことは止めて平和に地下鉄に乗りたい。みんな普通に乗っている。ありふれて乗っている。「ありふれた人生を探していた 傷つきたくないから」と草野マサムネは歌っているが、そんな気持ちでいっぱいだ。またしても宮沢章夫の…

分からんわ常識

クレーム。 クレームは方々から押し寄せる。それぞれ言い分はあるだろうが、ほぼ全てのクレームにつきものなのは、常識という言葉ですよ。ほんにもう。「常識的に考えてありえないでしょ」「常識的におかしいだろ」「非常識だよ、あんた。変だよ」 ほかには…

斎藤さん問答 FILE1

昨日、仕事をサボタージュする聖域として名を馳せる会社の喫煙所で斎藤さんに「最近楽しいことありましたか」と聞かれた。斎藤さんはいわゆる世間話、場つなぎとしてそれを聞いたので他意はないんだろうが、その真意は斎藤さんにしかわからん。ちなみに斎藤…

恐怖 子どもと猫ダッシュ

外出中、子どもを見かけることが多々あり、「少子高齢化です。なんておっさんは言うけれど、なかなかどうして、結構いるじゃないですか、少子」とか思ってへらへら歩いていると、正直いって危ない。 子どもにぶつかりそうになるのである。子どもはなぜかいつ…

エロ本を拾えなくなった時代

昔あったのにいつの間にかなくなっている物は色々あるけど、あのでかいペットボトルの自販機はいつなくなってしまったのか。確かに昔はあった。1.5リットルのコカコーラやらハンタやらなんやらの。 今思うと不思議である。どこの誰が道端でそんなものを買お…

うつ伏せの世界

ネム&レヌ。 Wi-Fiないホテル、眠れない。いつもniconico動画なる動画サイトでサウスパークを聞きながら寝ているせいか、サウスパークがBGMにないと眠れない体になってしまった。 悲しいことだ。と悲しがりつつ、うつ伏せになったり、仰向けになったりごろ…

読んだ 宮沢章夫「わからなくなってきました」

地下鉄。 英語でいえばサブウェイだが、自分はもっぱらサブとして利用していない。7日に6日、少なくとも5日は乗っている。 一週間のほとんどで乗せてやっているというのに、サブはないだろう。と、サブウェイこと地下鉄の声が聞こえる。はっきりいって、自分…

恐怖のネコ フローリング

フローリング。これはめちゃ怖い現代の産物だ。なぜ人類はこんなモンスターを産み出してしまったのか。日本人なら日本人らしく、畳とかその辺の木板で充足しているべきだった。なんでこんなことになってしまったのか。 理由はまあ色々あるだろうが、そんなこ…

読んだ 遠藤周作「愛情セミナー」

会社の不合理さに下唇を噛む日が続き、下唇がかさついてきた昨今。 いつ転勤辞令が下るか定かでなく、がために引っ越しを思うとソファの購入を躊躇してしまう昨今。 寒くなってきたので猫用のホットカーペットをえいこら言って買ってきたのに、猫がカーペッ…

ザッツザクエスチョン これっ!

これっ!と言って軽く叱る、たしなめる。 生きているとそういう場面に出くわすことがあるが、考えてみるとあの、これっ!は結構謎である。まず、これっ!という言葉自体が謎だ。これ、がなんだというのだ。しかしここでのこれ、は英語でいうディスではない。 …

ビバ・個性の尊重

個性を伸ばす、個人の尊重。みたいなムードが社会に満ち溢れ、あっちこっちで個性ブームが起きている。 会社も学校も画一的な指導・教育をやめよう、個々人の好みや強みを活かしていこう、それが高度文明社会さ。と表立って叫び、そんな感じにしようとしてい…

みた ロッキー

昨日何をしていたか、今日もう覚えていない。昨日のことすら覚えていないのに、何年も前の小学校のこととかを割と覚えているというのは、不思議なものだ。国語の授業で、驚愕に値する男が出てきたことがある。鉛筆の製造過程をいちから見てみる、という話だ…

みた 映画シャイニング

5年くらい前、どうしてもキムチが必要な時があった。10キロのキムチである。大量のキムチだ。 今も貧乏だが、当時は学生で今より更に貧乏であり、国産のキムチを10キロ買い集めることは不可能だった。 考えあぐねた末、韓国の本場ものをAmazonで発見した。5…

望郷の地 母間

訳あってひとりで朝を待たねばならなくなったinカラオケボックス。いわゆるヒトカラは思いのほかしんどい。 1人では休みがないのである。勝手に休めばいいだろうと言う人があるが、言われてみれば確かにその通りで、ひとりで勝手に休んだ。しかしここはいっ…

全日本お盆普及委員会として

近頃、ハロウィーンなるイベントが巷を賑わせるようになっているが、これはもしかしたら本場の人からしたらおもろい現象なのではなかろうか。 ということを今日は仕事中に考えていた。ハロウィンの起源がなになのか、自分は無知なので知らない。調べてみたが…

時には時計の針のように

ピラミッドやシュメール人、ヴォイニッチ手記、徳川埋蔵金エトセトラ。 世界にはいまだ解明されていない謎が数多く残っているが、「寝ていると布団が後退してゆく現象」もまた依然として謎である。寝ている間にいったい何が起こっているのか。寝返りのせいな…

引っ越しのネコ 起

困ったことになってしまった。ネコの引っ越しはどうすればよいのだ。 過日。 取締役が北の分社に来てなんだかんだやり、なんだからってんでなんだかんだお供していたら、なんだかんだ転勤の話になり、なんだかんだで転勤することになりそうだ。 北でじゃがい…

サラリー・マンの誤解 会社の屋上

サラリー・マンになるとやるんだろうなあ、と思っていたことがいくつかあった。 昼休み、会社の屋上でバレーボールをする、というのがそのひとつである。 しかし、いったいどうなっているのか、昼休みにバレーボールをしようと言い出す者はおろか、ボールす…

働きのネコ 起床七変化

目に入れても痛くない。おじいさんやおばあさんが、孫に向かって言う。 可愛さが極限に達していることを表現する言葉であるが、いくら可愛くても目に入れたら痛いよ、正味。しかしそれは無粋というもので、本当に愛をしていれば痛くないのだろうか。ていうか…

恐怖のネコ 腎臓

亜米利加のアニメにサウスパークなるものありけり、その中にてカイルなるユダヤ人、腎臓を患う話ありけり。 カイル健康な腎臓を求むるも、カートマンなる肥満児、これを許さず。カートマン、おのが腎臓守りけり、あわれなり、カイルなり。みたいな話があって…

ザッツザクエスチョン ベースギター

はるかおす、という人がスピッツの曲に合わせてベースギターを弾いている動画をユーチューブという動画投稿サイトで見ていて思い出した、「ベースはなんだかエロチックじゃないですか?」と聞いてきた女の子のことを。 親しくもなんともない女の子にライブに…

ザッツザクエスチョン 台風 

血液型を気にするのは日本人と韓国人だけ、という話を聞かされて育ちながらも日本人なので血液型をなんだかんだ気にして生きてきてしまった。27年間も。欧米諸国では血液型で人を人柄を判断するのは差別にあたるのだという。欧米風にいえばガッデムな状態…

驚きのネコ 裏山C

階上から黒ミサのような唱和、かと思えばバラエティ番組じみたキャハハ。何をしているのかまったく不明ですが、つまり上の階のおなご達がうるそうて眠れぬ。ということです。 眠りたいときに眠れぬ。一言でいうと正味しんどい、二言でいうと明日の昼に眠くな…

驚きのネコ 猫鼻筋

中高の時分。 小さな球を追っかけたり投擲したりする野球部という部活動に入っていた私は、呼吸するように自動的に坊主頭であった。 同級の生徒や学年主任(英語教師)などには、これを「タワシ」などと言って喜び、しきりに撫でる風習があった。坊主頭を撫…