観た 蝿の王
バラライカ、というワードが頭から離れない、そんな1日だった。ロシアの楽器。
昨日、蝿の王を久しぶりに観たのです。U-NEXT。動画配信サービス。夜、ナイフを奪いに襲撃されるところで、なんで無人島なのに真っ暗じゃないのだ、月の光だとしても明るすぎだよお富さん、という感想。1990年の映画。しかたねえ。でも、満月の、田舎の夜の、あの得も言われないぼやついた仄明かるさを、現代の撮影技術なら再現できるのだろうか。できるんだろうな。
どっかの映画評論サイトで「獣のような狂気が純粋無垢な少年たちに宿る、その過程は恐ろしいことだ」みたいなことを書いている御仁がいたが、獣が不憫あるね。獣は常に冷静で、理由のない殺生などしないですよ。生産性のない愉しみや示威のために他を傷つけることはしないですよ。
「獣のような」感じは全く無く、ひたすらに賢しらで非効率で愚図で、めちゃ人間らしい少年たち。。。
最近でもないけど最近の無人島モノで面白いナーと思ったのはレッドタートル。確かスタジオジブリがドイツかどこか海外の制作会社と組んで作ってた。嵐に襲われて叫ぶ。このシーンにしかセリフがない。ナイスだと思った。イケてると思った。無人島にセリフは要らないのだ。言葉は要るけど。